2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

高齢者向きフットサルの創造〜生涯サッカーに向けて〜

生涯スポーツを考えたとき、サッカーは幼児から老人まで楽しめる唯一のスポーツであろう。最近、所属する少年サッカークラブで未就学児とサッカーで遊んでいるが、3歳児でも真剣にボールを運び、蹴っている。そこで残るは老人ができるサッカーは何かである…

ウェブ2.0革命時代の地域政治への参加形態

ホームページの“探検”「自治体行政への住民参加、川崎市政を中心に」を再度まとめている。 アプローチとして、「ひとりでも可能な投稿、情報開示 等によって行政へ課題を提起し、対話する」を中心に進めてきた。これを理論化する程度に成果は上がって、次の…

自然体は“自然”ではない〜日本語としての問題〜

「最近のサッカーをみていると「自然体で立つ」ことが視野を確保する上で重要になっていることが判る。デコ(バルサ・ポルトガル代表)のプレーに示されるように、…」と07/04/19付の本ブログで書いた(『一瞬の創造〜現代サッカー論(1)〜』)。 http://d.…

相模原市の市民団体が「市議の通信簿」撤去に抗議/カナコロニュース

相模原市教育委員会が選挙期間中、「相模原市議会をよくする会」作成の「市議の通信簿」を全公民館から一時撤去させたことをめぐり、同会は二十五日、同市教委に抗議文と公開質問状を提出した。 http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiapr535/ 早…

再掲・短書評『学力を育てる』志水宏吉著(岩波新書)

昨日のブログに書いた「教育論フォーラム」の聴講内容をつらつらと考えているうちに、表題の本を思い出した。 旧備忘録に短書評を掲載したが、それを再度ここに掲げる。というのは、市町村長さんたちの議論は、それなりに面白いのだが、「群盲、像を撫でる」…

教育の在り方に関するフォーラムを聴講

本日の夜、「教育の在り方に関するフォーラム」を聴講した。パネラーは市町村の首長8名で教育の地方分権化を試みている改革派揃いであった。話をまとめると「地方分権を進め、現場に自由を与えること」になり、身も蓋もない話になる。 政府の教育改革論は、…

「川崎マニフェスト2007詳細版」を筆者HPに転載

以下に、川崎市民主党から頂いた「川崎マニフェスト詳細版」からその“約束”である100項目を転載する。これは驚くべきことに紙ベースでしか民主党から配布されていない。神奈川県民主党のウェブサイトでも「簡易版」だけしか読むことはできない(H19/4/23現…

HPのトップページ変更

昨日と今日にかけて、HP「散歩から探検へ」のトップページを変更した。どうもゴテゴテ書き加えていたようで、焦点が発散していたようである。簡単にまとめ直した。 これまで“探検”の主題である「川崎市との対話」は“行政”との往復書簡、開示請求文書の分析…

創造力の育成〜現代サッカー論(2)〜

昨日、「一瞬の創造」というものを考えてみた。これは鍛えられた「ひらめき」であり、それもたらすのは余裕である。余裕とは精神的な“ひま”である。サッカーにおいてもこれがなければ創造性のあるプレーはできない。 “ひま”で情報を集めそれを統合して次のプ…

一瞬の創造〜現代サッカー論(1)〜

最近のサッカーをみていると「自然体で立つ」ことが視野を確保する上で重要になっていることが判る。デコ(バルサ・ポルトガル代表)のプレーに示されるように、特に中盤でのボールキープにおいて要求されるのである。彼のプレーを見ていると、ボールにタッ…

無作為抽出の政治的意義〜平均的な意見〜

先日の統一地方選挙速報で、東京都知事選挙は開票が進まないうちに、石原氏の当確が報道された。出口調査の結果である。こんなのなら、出口調査で嘘を言う運動でも始めようか、と冗談を言った覚えがある。ところが今、グーグルを当たってみると、その手の運…

地方自治体議会、議員数削減の動き〜Asahi.com〜

17日告示された約450の町村議選で、定数が10未満の「一けた議会」が急増していることが朝日新聞社の調べで分かった。削減予定も含めると、統一選後は全国で90を超えそうだ。 Asahi.com 地方政治 2007年04月17日18時08分 http://www.asahi.com/polit…

寓話「ある鋳型工作材料屋」の商売〜小学生時代の思い出〜

とある小学校の校門の近くで、レンガの鋳型に粘土を埋め込み、型を作ったあと、色粉末で着色して完成させる「鋳型工作」の材料を売るおじさんが露天で商売を始めた。 最初はお金で鋳型、粘土、色粉末を買い、完成した作品をおじさんの処にもっていくと、その…

ネットの世界で過熱する投資の話題〜無努力崇拝の一変形〜

個人にとって貯蓄から投資へ、というのが最近のブームらしい。メルマガを発行している関係で他のメルマガを見る機会もあるが、こんなに個人投資のノウハウを謳い文句にしたメルマガやブログが多いものかと感心したし、寒心もした。けれど歓心を買おうという…

川崎マニフェスト102項目の評価方法〜川崎市議会民主党の課題〜

予算編成権がないと言われ、市議会会議員選挙での「マニフェスト」を疑問視する向きがあるなかで、川崎市民主党は「川崎マニフェスト102項目」を掲げ、議会第1党となった。当然、「川崎マニフェスト102項目」の実現に向けて走り出しているはずである…

選挙公報にみる政策の役割〜川崎市議会議員選挙〜

候補者の政策を確かめるため、川崎市議会議員選挙における高津区の選挙公報をみていた。改めて驚いたのは政策が書かれていない候補者の選挙公報があったのだ。それも自民党で顕著であった。詳しくは昨日発行した筆者のメールマガジンを参照して頂きたい。 ht…

川崎マニフェスト102項目の行方〜川崎市議会民主党の課題〜

川崎市議会で第1党となった民主党の政策、「川崎マニフェスト2007」102項目はどこに掲載されているのだろうか。民主党神奈川県支部のHPには「川崎マニフェスト2007」のパンフレットは掲載されている。 http://www.dpjr.org/ しかし、102項…

フランスは「男はつらいよ」のカルチュア

一昨日の論考、短書評『仕事とセックスのあいだ』において、フランスでは、「セックスは、男女のコミュニケーションの延長線上」として考えられていることを紹介した。 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20070408 これは一つのカルチュアとして成熟したもの…

川崎市議会の行方〜「議員あって議会なし」を克服できるか〜

川崎市議会議員選挙に関する分析、論評は、興味はあるが、だれかがやることを読んだり聞いたりすれば済みそうである。地方議員選挙全体で民主党は上げ潮にのっているようなので、各区で民主党の候補者が比較的上位当選した結果が「川崎マニフェスト2007…

短書評『仕事とセックスのあいだ』玄田有史、斉藤珠里(朝日新書)

昨日の少子化問題を理解するためのアプローチとして読んでみた。 ふたりの著者が交互に書く形式をとっている。玄田有史氏は同じような形式ですでに『ニート』を出している。また、それ以前に『仕事のなかの曖昧な不安』で賞を得ている労働経済学者、といって…

少子化問題〜カルチュアはどのように影響しているか〜

以前、柳澤文部大臣の発言が問題になったとき、フランスは少子化を克服した、との話を聞いた。以下のブログはそのときの紹介。「少子化対策は「戦略」じゃないよ!」 http://diary.nttdata.co.jp/diary2007/01/20070130.html 2006年の出産数は前年をさら…

ローカルマニフェストのある風景(4)〜川崎市議会議員選挙〜

以前にポスターに書かれていることを議論した。 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20070331 今日の夜、選挙公報が配布されており、ここで更に詳しくみることが出来た。 川崎市議会議員選挙は全国でも珍しいローカルマニフェストが掲げられて行われる選挙で…

ローカルマニフェストのある風景(3)〜川崎市議会議員選挙〜

川崎市議会議員選挙の運動週間。 静かである。朝、6時20分に家を出て、夜9時頃帰宅するサラリーマンにとって、選挙運動は無縁のようにみえる。選挙とは政策を主張しあうものであるが、その政策が何も聞こえてこない。休日もまた選挙カーから候補者の個人…

有権者の目も問われる 北川正恭教授〜川崎市議会議員選挙〜

「asahi.com 2007年04月04日17時36分」に北川正恭・早大マニフェスト研究所長の談話が掲載されていた。北川氏は周知のように、日本の選挙に始めてマニフェストを持ち込んだ元三重県知事である。 http://www2.asahi.com/senkyo2007t/news/TKY200704040247.htm…

川崎市議会議員選挙での「マニフェスト」の効果と課題

一昨日及びその前の日に川崎市議会議員選挙運動での民主党「川崎マニフェスト2007」の取り扱われ方について素描した。 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20070330 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20070331 その中で、民主党候補者であっても、「マニ…

ビジョンがマニフェストを導く

「川崎マニフェスト2007」を発表したときに、最初にそのパンフをもらいに行ったのが、川崎市役所の職員だった、という話を聞いた。出来すぎた話かもしれないが、納得もいく話である。抽象的な公約であれば、役人は無視してもかまわないであろうし、取り…