一瞬の創造〜現代サッカー論(1)〜

 最近のサッカーをみていると「自然体で立つ」ことが視野を確保する上で重要になっていることが判る。デコ(バルサポルトガル代表)のプレーに示されるように、特に中盤でのボールキープにおいて要求されるのである。彼のプレーを見ていると、ボールにタッチするまでドリブルなのか、パスなのか、パスの場合どの方向に出すのか、判断できないケースが多い。
 
 従って、相手は判断が一瞬遅れる。この一瞬こそは敵を欺き、その網の目を突破するチャンスなのである。現代のサッカーは一瞬を創りだし、素早い決断で連係した動きをして得点機を創造するのである。そこにファンタジックな技術が絡み、芸術的な得点が生まれる。

 これはドリブルか、パスかなどというくだらない問題の立て方とは全く違う。或いはボールを奪取してから数秒で得点を取る方法とも違う。


“一瞬の創造”を習慣として身につけるカルチュアの問題なのである。


HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“自治体・川崎市政”を議論
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html