リベラル・アーツ

「リベラル・アーツ」自由市民の技芸
「メカニカル・アーツ」奴隷の芸妓(機械的技芸)

欧米の知識人は、「自由七学芸」として次のラテン語のフレーズで覚えさせられる。
Gram. loquitur, Dia. vera docet, Rhet. verba colorat. Mus. cadit, Ar. numerat, Geo. ponderat, Ast. colit astra
(文法は語り、弁証は真理を教え、修辞は言葉を飾る 音楽は歌い、算術は数え、幾何は測り、天文は星を学ぶ)

リベラル・アーツを学んでも、仕事の面では一銭の得にならないかもしれない。しかし、人生や宇宙が見せる壮大なドラマを可能な限り堪能できるようになる。それが、自由に生きるということだ。どのような貧困も、若い日に培ったリベラル・アーツを奪うことはできない。

川崎市議会を語る会の本旨

議会を論議を整理して知ることにより、川崎市政の課題・論点・争点を知ることができる。

そのためには、先ず活発な議員間討論が必要だ。次に、討論の集大成である議事録を編集し、整理された情報を循環することが大切だ。

その循環過程において議会主催・住民との直接対話集会をにして議員と住民との意見交換を行い、議会は多様な意見を吸い上げ、最終的に議決等の行動に移す。

脱原発の行方

技術開発が進む。技術そのものを放棄しても、技術の中身は残る。
原子力を放棄すれば、技術者はどうするか?どこかの国へ行って自らの仕事を続けるだろう。

煉獄のなかで」あるいは「ナバロンの要塞

永井陽之助氏『平和の代償』「国家目標としての安全の独立」
たとえ、核軍縮が成功し、………P188

成長戦略のキーワードは“効率”ではなく“変化”

高度成長期のキーワードは“効率”だった。しかし、成熟戦略の社会のなかで、グローバル化に対応するのは、“変化”である。

効率は金/時間である。そこで税金が安い、為替レートが円安とかでてくるが、それは副次的問題である。

特区の効果は規制緩和に代表される自由な変化を導く制度改革である。

成熟戦略

基礎自治体は“成熟戦略”を描くこと。
キーワードは「効率」ではなく「充実」であろう。

成熟をサポートする意味で成長がある。

君が代条例の不思議

自治体が分権を目指すなら、自治体歌条例を作るべきだろう。市立学校であれば、市歌を歌い、一体感を深めるのが急務である。校歌もあるが、校歌ー国歌の間を埋めなければ、地方分権はあり得ない。

基礎自治体こそが「社会」であって、社会目標を決める必要がある。その社会は地域の集合体である。

      

社会の“成熟戦略”を〜経済の成長戦略はその一部〜

成長戦略という言葉が地方自治体にも流行っている。橋下徹氏の大阪都構想も大阪全体を統合した成長戦略が大きな狙いであることは間違いない。

しかし、単なる経済成長が先進諸国における大都市の戦略になるだろうか。それよりも、少子高齢化における社会の“成熟”を問われているのではないだろうか。

対応・工夫・克服〜川崎市予算の変遷

この三つの言葉と予算が、どのように関係するのだろうか、パズルに見える。

平成22年度 「環境変化対応」予算
平成23年度 「斬新工夫」予算
平成24年度 「課題克服努力」予算

阿部市長命名による予算の性格である。

リーマンショック後、初めての予算が22年度予算になる。