創造力の育成〜現代サッカー論(2)〜

 昨日、「一瞬の創造」というものを考えてみた。これは鍛えられた「ひらめき」であり、それもたらすのは余裕である。余裕とは精神的な“ひま”である。サッカーにおいてもこれがなければ創造性のあるプレーはできない。

 “ひま”で情報を集めそれを統合して次のプレーをアイディアする。情報は課題意識をもって回りを見ることによって得られるのだが、単に敵味方の配置を読むだけでなく、その心理をも把握することに努めなければならない。

 「退屈は創造を育てる母」とは確かベンヤミンの言葉であったと思うが、しかし、退屈から創造を養うことは簡単ではない。退屈から創造へのアプローチを“習慣”にまで高める必要があるためである。それには、鋭い課題意識をもっての反復練習によって自らの得意型を創り出すこと、その型を中心として、ゲームを通して積極的な試みを行い、長い時間をかけて判断力に磨きをかけることが重要である。

HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“自治体・川崎市政”を議論
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html