川崎マニフェスト102項目の評価方法〜川崎市議会民主党の課題〜

 予算編成権がないと言われ、市議会会議員選挙での「マニフェスト」を疑問視する向きがあるなかで、川崎市民主党は「川崎マニフェスト102項目」を掲げ、議会第1党となった。当然、「川崎マニフェスト102項目」の実現に向けて走り出しているはずである。

 筆者自身は「マニフェスト」推進の考えから今後なすべきことを一昨日のブログで「川崎マニフェスト102項目の行方〜川崎市議会民主党の課題〜」として住民との協働を重視する具体的行動の提案をおこなった。
 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20070411

 ここではそれに続いて、議会としての「マニフェスト」をどのように評価していくのか、ということについて考えてみたい。

 実際の政策を実行するのは行政である。従って、議会会派として、議会改革は別にして、如何に行政へ影響を与えたか、が問題となる。また、川崎市は新総合計画を遂行中であり、毎年、評価委員会による行政評価が入る。「川崎マニフェスト102項目」も新総合計画をベースにしている以上、似ていることを同じように評価していては意味をなさないし、違いもわからない。また、同じように毎年行っていては重複を免れない。

 行政が評価を行うことは非常に大切なことであり、これを揶揄するともりはないが、所詮、お役所仕事である。官僚が出来ました、ということを言っているに過ぎない。


しかし、住民と日頃交流を勧める立場にある議会会派としては、以下のことを考慮するべきであろう。

1)議会会派としては、官僚的にならず、より住民に近い評価形態をとる
2)通常の政策についてはアプローチを強調して結果との連動を説明する
3)議会改革について内容を詳しく、他の会派との違いを明瞭にする
4)少なくとも半期ごとに報告し、経緯は即時ネット掲載する


 ともかく、いつでも見える形で表現しない限り、住民に対するアピールは出来ない。


HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“自治体・川崎市政”を議論
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html