地方自治体議会、議員数削減の動き〜Asahi.com〜

 17日告示された約450の町村議選で、定数が10未満の「一けた議会」が急増していることが朝日新聞社の調べで分かった。削減予定も含めると、統一選後は全国で90を超えそうだ。
 Asahi.com 地方政治 2007年04月17日18時08分
 http://www.asahi.com/politics/update/0417/TKY200704170238.html


 財政難を理由に不要不急なところを見直してみれば、議会が浮かび上がってきたということだろう。住民の議会不信からくる「不要論」のプレッシャーもあるとのこと、これもうなずける。
 これまで議員はいても議会が活動した例はまれであろう。即ち、議員である必要はなく、口利き係といっても良かった。

 しかし、住民として減らせば良いのかといえば必ずしもそうではない。国からの権限委譲が増えれば、ますます行政は複雑化する。従って、住民として行政全般を如何にチェックしていくのか、考える必要がある。最近、行政機構が委員会等を構成して監察を行うようになっており、それも含めれば、議会の存在理由を如何に定めるのか、亡くせば良いのか、問われる。行政が勝手に選抜した人物で構成される委員会と、住民の意志で代表を構成した議会とでは、行政への影響力が全く異なる。住民の意志を反映させる議会を作り上げることが必要とされる所以である。

 川崎市も同様である。定数10名で立候補者11名では真の住民代表の選挙にならない。口利き係を適当に選んでいるようなものだ。大学進学の受験生からみれば、うらやましい限りであろう。


HP「散歩から探検へ」に“川崎市政との対話”を掲載
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/
MM「探検!地方自治体へ」で“自治体・川崎市政”を議論
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html