経済

日本人の市場に対する反感 大竹文雄・阪大教授

就職氷河期の閉塞感は、市場競争に対する支持を失うという意味で非常に大きな問題点をはらんでいる 11/08/16 http://www.toyokeizai.net/business/interview/detail/AC/7eb67c1255046e0f13a921e5bd0bcc4a/page/1/ 鳩山政権発足 09年9月: 連立の三党合意文書…

民間主導で成長、経団連〜言葉では本来の姿を主張

各紙一斉に経団連の『「民間主導で成長」提言』を取り上げている。資本主義社会であるから、本来、政府には頼らず民間が経済を主導して当然である。ようやく、言葉では普通の姿に戻ったのだろうか。◇経団連の「アピール2011」の主な内容<震災復興> ・…

事件の囚人〜株式市場・為替市場〜

ここのところ為替市場で円高になり、それに反応して株式市場でも今年の最安値を出している。これが主体的な意思表示であれば尊重すべきである。そうではない、状況の変化に追随するだけの存在である。政治学で言えば“事件の囚人”である。

日本の貧困率が高い理由〜大竹教授のブログより〜

日本の貧困率が話題になっている。 そんなに酷いものなのか? マスメディアによりイメージが膨れているとも感じる。日本の「貧困率」15・7%、OECD中4位 (2009年10月20日14時00分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20091020-OYT1…

「不況の真因、『需要』にあり」労働経済学・大竹文雄教授

阪大教授・労働経済学の大竹文雄氏が不況の原因を供給よりも需要に求める必要があるとし、対策も需要を中心とする経済学に基づいて考えるべきだと述べている。 非常に啓発されるし、その論旨も明快で素人にも判りやすい。財政の専門家も含めてどのような反論…

L型の長期不況の経済史的位置づけ

これまで関心を引いたことのない学者の論考に聞きつけられたのは 1)下げ止まりの気配と楽観論の台頭、 に同じ感覚をもっていたからであろう。この感覚を経済史的に掘り下げ、アナロジーの成り立つ部分とオリジナルな課題とに整理して論じている。素人が頭の…

「グリーン・ニューディール」、米国の“景気対策” オバマ新政権

米下院・民主党、総額8250億ドルの景気対策を発表 (2009年1月16日 読売新聞) これが景気対策だけで表現できるのか?経済・社会対策ではないか? 約74兆円とは気の遠くなるような話。 減税も約25兆円、2兆円をどするのか揉めている日本との違い。 …

贈与の経済学〜地方自治体の公共政策〜

愛と恐怖の経済 贈与の経済学序説(佑学社) ケネス・E・ボールディング/著 公文俊平/訳40年前に読んだ本、ここで始めて“贈与経済”という言葉を知った。これまで、贈与とは経済の反対語に類する言葉と思っていたからである。ライフサイクルにおける施策…

雇用問題での相談が激増

2,3日前の知人からのメールで、失業、職探しの相談が激増しているとのことであった。以下に実態が報道されている。しかし、水面下ではこれ以上のことが起きているのは想像しておく必要がある。3万人が職失う、今年度下半期の非正規労働者 (2008年11月28…

商いの道と起業家教育

以前、「起業教育」ということが言われ、今でも言われている?中学生、高校生にも授業として取り入れるとの考えがちらほら報道されることがあった。その時、頭に思い浮かんだことが『商いの道』である。流行に乗って「起業教育」なるものをおこなってみても…

川崎市営地下鉄の着工は遠のくばかり

以下の話も地下鉄であろう。国からの補助は予算が限られているため、優先順位をつけざるを得ない。そうなると、ローカル電車である市営地下鉄は手も足もでない。東京―成田、直通30分以内に短縮 国交省検討 バイパス線新設 Nikkei net 08/10/05 国土交通省は2…