L型の長期不況の経済史的位置づけ

これまで関心を引いたことのない学者の論考に聞きつけられたのは
1)下げ止まりの気配と楽観論の台頭、
に同じ感覚をもっていたからであろう。

この感覚を経済史的に掘り下げ、アナロジーの成り立つ部分とオリジナルな課題とに整理して論じている。素人が頭の中に溜まっている雑音に等しい情報を忘れながら整理するのに役立つ貴重な視点を示している。

結論は平凡だが、「L型の長期不況を念頭に粛々と構造転換を」
具体的課題は山とある。次はその整理が必須であろう。

斎藤教授のホンネの景気論 第83回(2009/03/30)
http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/saito.cfm
「経済政策の『万能神話』を斬る――L型の長期不況に真っ正面から備えよ!」
斎藤 精一郎氏 NTTデータ経営研究所所長・社会経済学者

1)下げ止まりの気配と楽観論の台頭
2)経済政策の「万能神話」の信ぴょう性は?
3)「日本の教訓」が示すこと
4)日本の財政出動の愚
5)米国の財政出動は総需要拡大策として万能か
6)世界的次元での協調がカギ
7)前代未聞の金融・財政政策が引き起こす経済かく乱リスク
8)クレジットクランチ、住宅バブル崩壊、株価崩壊という三重苦の災禍
9)収益力強化へのディフェンシブ面とオフェンシブ面
10)「ガイトナープラン」にも危うさ
11)オバマノミクス想定の2年間では財政効果は期待薄
12)世界同時多発性バブルと米国パワーの相対化
13)「100年に1度の危機」、ケインズに脚光
14)不可欠な「ケインズ神話」の再吟味
15)L型の長期不況を念頭に粛々と構造転換を

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"シンポジウム"市民による「川崎市議会改革チャレンジ案」開催案内

日時 4/19(日) 18:30ー21:30
場所 てくのかわさき 2階 「てくのホール」
   JR南武線武蔵溝ノ口駅東急田園都市線溝の口駅
   下車徒歩5分
参加費 500円

 パネラーとして、議会改革を全自治体に呼びかけている廣瀬先生、
出前委員会等ユニークな住民参加を試みる多摩市議会、岩永議員、
市民の目線と感覚から議会に関心をもつ荻野英治さん、
をお招きし、「チャレンジ案」について討論して頂きます。 
 
パネラー 法政大学 廣瀬克哉教授
     多摩市議会 岩永ひさか議員
     川崎市民 荻野英治(多摩区在住)
コ-ディネ-タ- 主催者メンバ- 吉井俊夫

主催 川崎市議会議員と語る会実行委員有志
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