川崎市住民投票条例に対する雑誌の一方的な取扱
月刊「ガバナンス」8月号に『全国初の選挙同日実施型の「住民投票条例」を制定──川崎市』という報告が掲載されている。この内容の殆どは市長側だけで構成された一方的内容、報告はジャーナリストの安藤裕氏。
この雑誌は一般市民の方はそれほど読まないが、地方自治業界のオピニオン雑誌、
従って、全国の首長、議員、役人、が良く読む。
私自身毎月読んでいる。読み進んでびっくりで、このままでは、我々の活動も黙殺になるので、株式会社ぎょうせい 月刊「ガバナンス」編集部編集長 宛てに「申入れ書」を書いた。
以下その内容
企画と人選に疑問符。
1.「住民投票条例」は6/19に異例の修正案(附則付で実質修正なし)が自民、民主、公明の賛成多数で可決(共産、ネット、猪股議員は反対)。
2.これは、市民からの請願・陳情が異例の13件提出、審議時間が1日半という異例の長さ、傍聴も40-70名程度という異例の多さ、の反映。
3.神奈川新聞、東京新聞等の神奈川版は上記の異例さ、市民による問題指摘を掲載。
4.上記の事実は「川崎市住民投票条例」が“政治的争点”であることを意味。
5.従って、以上の事実に触れていないことは「報告」として低レベル。
6.当然、経緯、内容に関する解説、考え方は市長側だけで構成された一方的内容。
7.ポレミックな問題を読者に喚起するような情報を提示せず。
8.結果として、ジャーナリズムに不可欠の公正さに欠ける内容。
公正さの観点から
小生(或いは上記請願・陳情の提案者)に安藤裕氏と同じ字数で、貴誌紙面において反論の機会を与えて頂きたいこと。
住民投票条例に関する研究者に公平な立場から「川崎市住民投票条例」の位置づけ
を論じて頂けるようにアレンジをお願いしたいこと。
*小生のブログ、HP、メルマガは以下。
「HP」 川崎市議会への関心を広げる市民の広場
http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/
上記の中に、『「住民投票条例」継続審査ならず、可決』がある
また、川崎市と広島市の条例を比較してあり、客観的な参考資料になる。
http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/02_04_jyuuminntouhyou.html
「メールマガジン」 探検!地方自治体へ
6/23、7/3、7/13に論考としてまとめている。
http://archive.mag2.com/0000219072/index.html
ブログ 備忘録 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/
5/27 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080527 〜6/末まで経緯等