民主党、減税日本、みんなの党

この三つの党に共通なのは、最近、議員数で急成長したことだ。要するに新人議員が多い。そこで、問題は、彼らの政治的能力である。いや、その前に、彼らがどのような政治家を目指しているか、それに対して研鑽に励んでいるか?

民主党菅首相不信任案騒動のときに、新人議員はどんな考え方でいたのだろうか。菅首相本人、小沢氏、鳩山氏の言動に引きずられて右往左往した新人議員が多かったのではないか。状況の主体として動いたのではなく、客体として動かされていたのではないか。

減税日本。河村氏の元秘書が政調費に関する公約を破って使い込んでいた騒動で辞任した。おそらく、元秘書としては、河村氏に逆らえず減税日本に入り、お金に対する本心とのギャップを埋められず、ズルズルと使い込んでいったのであろう。ここでも状況の客体である。

みんなの党。筆者は川崎市民として市議会・みんなの党に注目している。初めての会派代表質問で、議会改革を封印する発言をしたが…これも状況に流されてのことではないか。しっかりとした考え方を先ずは作らないと、ズルズルと既成会派に引きずられていくであろう。今は、懸念を持っている。