懲りずに、またも五輪の招致

東京都の石原知事は2020年夏季五輪の招致の意向を示した。

大震災の被害を一身に受けたのは、東北地方である。東京都は電源を東北地方に頼り切っていたことが暴露された。一方、原発事故でその地元が苦しい思いをするなかで、多少の援助はしたが、ほとんど何も助けることはできなかった。

それが、こともあろうに、都議会定例会の所信表明で「立ち直ったの姿を披瀝するならば、世界に対してお礼になる」とお門違いな発言をしている。単に一地方の知事に過ぎない人間なのだ。

石原知事は震災について、
津波をうまく利用して、我欲をやっぱり一回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」などと発言した前歴を持つ。

2011-03-20 石原都知事の出馬は最後の我欲?作家・石原慎太郎が発端!
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20110320/1300626457

このなかで、作家・石原慎太郎に触れ、1955年に発表された『太陽の季節』が、『我欲』のかたまりであり、セックスとして表現され、その次に『政治』が現れるのは成り行きであると、指摘した。

今回のことも権力を誇示したい『我欲』の表れ、とも考えられる。