管直人首相を辞任させるには

管直人首相への辞任要求はフニャフニャで腰砕けの感じである。

信任した次の日に、信任した人たちのなかから辞任の時期の話が出てくるのだから、所詮、オポティニストの集まりか、と思ったが、その通りであった。議員内閣制にあっては、本来、不信任決議は出せないはずだ。一党独裁的な議会運営、あるいは汚職まがいのこと、スキャンダルなど以外には。

 したがって、信任された内閣のもとに、議会は協力して政策を決定していく必要がある。その政策に対する賛否に関わらずである。

 大連立構想もまた、政治的既得権益を確保しようとする老人集団が背後に控えているのが良くわかる。

 以前に、まとめた論考を紹介した。
『地域から世界までを考える自己認識の政治学
http://blog.goo.ne.jp/goalhunter_1948

 そのに中で、「若い世代への引き継ぎ」が管直人首相の代議士会発言の核心であるとした(2011/6/5)。

 信任された管直人首相を辞任させるには、間接的なアプローチの他に手はない。それには先ず、野党側が若返りを図る必要がある。自民党4人組がやめるべき筆頭の人間だ。

 ここが若返って、始めて世代交代の流れを実感できる。