石原都知事の出馬は最後の我欲?作家・石原慎太郎が発端!

石原東京都知事は3月14日、震災への国民の対応について記者団に問われ、
津波をうまく利用して、我欲をやっぱり一回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」などと発言。
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031501000276.html

あとから、陳謝して取り消したそうだが。
政治家・石原知事であるから取り消したのだろうが、作家・石原慎太郎であれば取り消しなど、しなかったろうに…

1955年に発表され、石原氏の名前を一挙に、社会に晒した作品、『太陽の季節』をウィキペディアは次のように紹介している。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AE%E5%AD%A3%E7%AF%80
『裕福な家庭に育った若者の無軌道な生き様を通して、感情を物質化する新世代を描く。』

「感情を物質化」とは良くわからない表現で、解説として適当とは思えないがフリー百科事典であるからガマンするしかない。物質欲として表現したとでも解釈しておこう。要するに『我欲』である。それがセックスとして表現されていれば、その次に『政治』が現れるのは成り行きとも言える。

石原氏の場合は「権力」を手に入れることが政治的表現となり、現在ある地位を築いた。これも我欲の展開である。

そして、どどのつまりが今回の都知事四選出馬である。
『我欲』がいつまで続くのか?最後は権力の継承を欲するであろうから、ひょっとして世襲ということもあり得るのだ。氏に出馬を要請したという別の石原氏にである。

本人は今、その気はないだろうが、『我欲』とは自ら気が付かないが、無意識の中に潜在んでいる欲望が噴出する形で現れることもあるから。