PK戦は必ず失敗の犠牲者が出る

 W杯のパラグアイ戦・駒野選手を例に出すまでもなく、制度的な必然である。そこで、規定の5名を越えると蹴る選手へのプレッシャーは尚更大きい。

 試合終了後のインタビューで駒野選手は出てこなかったように思う。これは回りが気にかけたのかもしれないが、失敗はPK戦だけではない。「残念で、責任を感じる」と言わざるを得ないかもしれないが、そこで常套文句を越える発言をすれば、永遠に名前が残る可能性もあり、たかが失敗を越えた評価を得られるチャンスになるかも。

 PK戦に代わるのはくじ引き。これはどうも吹っ切れ無さが残る。延長ゴールデンゴール方式はぷっつり感があって、気持の整理がつかない面がある。PK戦はプレッシャーが掛かると共に失敗への心理的備えをする時間はある。

 比較しても余り意味はないが。