義務を無視して胡座をかく者

 政治学者・丸山真男氏の「日本の思想」(岩波新書)の中の有名な言葉に『権利の上に眠る者』がある。


 手元に本がなくて記憶を頼りにしているが、法学者・末広巌氏の授業で聴いた言葉として書かれている。丸山氏の論文の題は『「であること」と「すること」』であったと思う。


 権利の反対ににある義務についてはどうか。
 『義務を無視して胡座をかく者』はどうだろうか。


 国民の最大の義務は納税である。
 鳩山首相と小澤幹事長、巷間伝わる政治資金問題でどちらが大きな悪か!圧倒的に前者ではないか!


 鳩山首相に辞表を求めることもできない「政権の周りで活動している有識者、知識人」を優れた知識人として戦後日本の民主主義に貢献した故丸山氏は如何にみるだろうか。