地方自治体議会での議案賛否の会派拘束


 国会は議員内閣制で、議員から首相を選ぶ。内閣と議会与党が一体となって政策を遂行する。

 これに対して地方自治体は首長も議員も選挙で選ばれる。議会は決定権、首長は執行権を有する二元代表制である。制度上、議会に与野党は存在しないし、会派ができる必然性もない。


 川崎市議会基本条例第5条は会派を「議会活動を円滑に実施する」ために結成できるとしているだけ。
 市民の代表は議員である(同第4条)。