問題は基礎自治体のあり方〜大阪・府対市〜


 元はといえば、権限争い。
 しかし、地方主権の本質はそこではない。
 「住民自治」をどう描き、それをベースに基礎自治体のあり方を議論すべきである。


橋下知事の「大阪府・市」解体再編構想が波紋
(2010年1月27日08時46分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100127-OYT1T00146.htm


 2月6日に就任2年を迎える大阪府橋下徹知事が今年に入り、大阪府大阪市を解体・再編する構想に繰り返し言及し、波紋を広げている。
 来春の統一地方選をにらみ、府市再編を公約にした政治グループ結成も目指しており、「残り任期で一世一代の大勝負を」と意気込む。ただ、肝心の平松邦夫市長は「知事の発想は地域主権にそぐわない」と反発。府市連携を合言葉に蜜月ぶりをアピールしていた2人だが、再編問題では溝が深まっている。


 「大阪市大阪府を解体して、強い大阪を作らなければならない」。橋下知事は帰国した26日、報道陣に改めて府市再編構想をぶち上げた。


 知事の再編イメージは
▽府と市の投資部門などを一本化し「アジアの都市に対抗できる広域行政体」を作る
大阪市内に人口30万人規模の「特別区」を複数設ける――など。