『川崎の顔』さいか屋凋落

『川崎の顔』立て直しへ さいか屋私的整理 長期低落傾向止められず
2009年8月5日 Tokyo web

 さいか屋川崎市川崎区)が、私的整理の手法である「事業再生ADR」の申請を発表した四日、市内に衝撃が走った。「当面、店舗営業に変更はない」(同社経理部)とするが、川崎を代表する百貨店の自力再建断念に、地元の動揺は大きい。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20090805/CK2009080502000063.html

 川崎駅西口で大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」が開業した影響をもろに受けているのであろう。東口の市役所庁舎周辺は雑然としていることもあってお客さんがどっと繰り出す雰囲気にはない。
 しかし、その雑然さが、猥雑さも醸しだし、都市としてのにぎわいを何となく出している。
 スマートで整然としている大都市の雰囲気とは違った風景である。

 「食料品売り場を毎日利用している。駅前にあった百貨店『小美屋』のようにつぶれてしまったら寂しい」という方もいるようだ。ラゾーナの地下食料品売り場を毎日利用する気になれないというのは庶民感覚であろう。