遙かに質の高い決断、山内康一前衆院議員の自民党離党

最初に知ったのは配信を受けている河野太郎「ごまめの歯ぎしり」7/21からである。
http://www.taro.org/blog/

山内氏が自民に離党届,衆院選、無所属で出馬へ
7月21日 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090721-00000093-jij-pol

山内氏の仕事は事業仕分けで初めて知った。
行財政改革の切り札として「構想日本」が提唱している。
http://www.kosonippon.org/shiwake/
この方法を地方自治体だけでなく、国政にまで適用したのは彼らが最初である。
それを契機に最近の文科省マンガ喫茶」財源が批判を浴びるようになっている。

最近の臓器移植法案。
成立したA案を推進した中心的存在で、案に対する賛否は言い尽くせないものが誰でもあると思うが、ともあれ、多くの人を説得した努力と力は素晴らしいと感じる。

遙かに質が高いと判断する理由はご本人のブログからである。
2009年7月21日 (火) 離党のお詫びとご報告
http://yamauchi-koichi.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-9e9f.html

氏が離党を決めた理由は「自民党の方向と、自分の目指す方向とのずれ」だという。
しかし、今の自民党を批判するのではなく、

「この先の政治の流れがどうなるか、私にはわかりません。不安な気持ちでいっぱいです。」と言いながらも
「しかし、道筋や手段はわからなくても、目指す目的地だけはしっかり見すえて、試行錯誤、悪戦苦闘しながら、前へ進みたいと思います。」
というところに今回の離党の真骨頂がある。
「無謀なチャレンジ」と思いながらも
「不透明で先の読めない新しい状況に思い切って飛び込みたいと思います。」
ここに見事な決断がある。