商店街再建めど立たず 川崎・溝口駅西口 朝日新聞

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000703020004

以下、記事の抜粋

 「8店舗が全焼した川崎市高津区の「溝口(みぞのくち)駅西口商店街」で、焼失した店を再建するめどが立っていない。市の農業水路の上を不法に占拠する形で始まった闇市が前身のため、市が現地での再建を認めないからだ。「火災の直後に立ち退きを迫るのは正直、つらい。でも、同じ場所での再建を認めると、不法占拠状態に戻ってしまう」高津区役所の担当者は悩んでいる。

 「川崎市史」(97年発行)によると、終戦間もない45年末ごろから、溝の口駅周辺に食品などを売る100店ほどが軒を連ねる闇市ができ、にぎわったという。これが商店街の前身だ。火災は2月4日午前4時半ごろ起きた。川崎市消防局によると、商店街30店のうち、そば屋や鮮魚店など8店、計約390平方メートルが全焼した。いずれの店も市が管理する水路の上に建っていた。高津署は放火の疑いもあるとみて捜査している。不法占拠状態にあった建物について、市は83年、取り壊しを命じた。しかし店側はその後も営業を続けた。「相手方に権利が発生することになる」と市は借地料を取ってこなかった。水路の上の建物は、市の下水道条例にも違反している。」……


コメント

 古くからある町は、小さな商店街の集まりで、“何とか銀座”などと名前が付けられている。小さな銀座があちこちにあるのが、東京とその近辺の町のありようである。

 そのなかで更に小道を入っていくように“横丁”がある。直ぐに思い出すのは新宿西口の横丁である。渋谷にも“恋文横丁”があったっけ!今回のような火事のトラブルや老齢化によって衰退せざるを得ないのであろうが、「都会かぶれのいなかのあんちゃん、ねいちゃん」ではない真性の都会人としては残念な限りである。

 
「吉井 俊夫のHP・散歩から探検へ」:川崎市政関連の論考を掲載。
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姉妹編ブログ「備忘録」:07/02/9以前の川崎市政関連の論考はここに掲載。
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