大阪都構想は出遅れの挽回策

橋下徹大阪市長のブレーン、上山信一氏の書いた「大阪維新」(角川SSC新書)はその副題として「橋下改革は日本を変える」と宣言している。
しかし、大阪維新、即ち、大阪都構想は改革に出遅れた大阪府市の挽回策に他ならない。これが何故、日本を変えることになると言えるのか全く不思議である。「大阪の現行制度は東京都よりも明らかに遅れています。いったんはまず、東京都型の体制へ移行すべきです。」

これが「いずれ全国に広がっていくとをみています。」と言うのだが、大阪維新を見習う理由は特になく、これまでの自治体改革でいくらでもお手本はあるはずだ。