バルサはレアルに研究されている

朝起きて身支度、朝飯の間にスペイン・スーパーカップの決勝戦バルサ対レアル」を少し見た。

ベルナベウでの第1戦は2−2の引き分け、カンプノウでの第2戦で決まる。

レアルが前からのプレスとボールを奪った瞬間の動き出し、デマリア、ロナウドエジルらの鋭い出足、によってチャンスを作っていた。一方、バルサは中盤での短い動きにリズムがなく、パス交換を読まれてレアルのカットに合う場面が見られた。

それでも少しボールをキープできるようになったかな、というところでメッシが中盤で右サイドから中央へドリブル、ひとりかわして更にドリブル。このタイミングでイニエスタが左サイドからレアルディフェンスの裏をついて斜めに走りこむ。メッシからのスルーパスが見事に通り、フリー、カシージャスとの1対1もタイミングを外す少し浮かした素早いシュートで難なく決めた。

メッシのドリブルは足からボールが離れない。どこでもボールを触れる細かさがある。斜めにドリブルしながら、前へ出るのか、更に横へ運ぶのか、パスを出すのか、ディフェンスは目を離せずに、ボールを見ながらポジションをとる。視野から外れた位置をとり、走り込むイニエスタの姿を捉える選手はいない。

そのすぐあと、レアルはパスを狙ってボールをカット、デマリアが素早くダッシュ、パスが通って得点の絶好機だったがCKに逃げられた。そのCKを生かせたのは、攻撃で押し込んだからであろう。

そこまでで、出勤時間になった。
レアルの健闘が光った。モウリーニョ監督の作戦がだいたい判る形なので、次はバルサが工夫する番になる。期待したい。なお、結果は3−2でバルサが勝ち、優勝をさらった。