バルセロナFCの勝利 欧州CL決勝戦

欧州チャンピオンズリーグ決勝
バルセロナ3─1マンチェスター
(28日、ロンドン・ウェンブリー競技場)

前半10分までは、マンUが積極的なボール奪取を試みて押し気味に試合を進め、これは!と思わせた。しかし、バルサがボールを収めて、素早い判断と、細かい技でパスを回し始めると、後手に回ったマンUはボールについて行くのが精一杯!これで七分かた、勝負がついた形になった。マンUで技術的についていけるのは、ルーニーただひとりであった。韓国の星、パクチソンも精一杯走り、ボールを奪いにでるが、追いつかず。

3得点は共にバルサの形、マンUルーニーの得点で踏ん張るが、結局、その“差”は明らかであった。しかし、この試合は爽やかであった。

クラシコと違って!

全体がサッカーを通して喜びを感じること、これこそが「公共善」と書いた。
クライフの「公共善」とソシオ・バルサ 2011/1/9
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20110109

今回の試合は、勝負としての結果が厳然としてついた。

しかし、得点を求めて「サッカーの緊張感と美しさ」を求めあう試合…勝負にかかわらず、試合内容そのものは共に満足できるものであった。それは両チームにとって共通の価値を追求したとの感覚をもたしたである。試合後のファーガソン監督の言葉にもそれが現れていた。