ドキュメンタリー映画「うつし世の静寂(しじま)に」

都会に残る祈り 息づく風習、記録映画に 。

森への感謝を込めて披露される100年越しの獅子舞――。
現代の川崎、横浜に今も息づく風習。
 大都会の片隅で伝統を守り、素朴な祈りを欠かさない人々の姿。

100年ぶりに奉納された獅子舞=川崎市宮前区初山
ささらプロダクション提供  
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000001007210005

由井英監督(40)は「国家神道と結びついた第2次世界大戦の経験で、我々は日々の暮らしの中の『素朴な祈り』を遠ざけ、手放してきた。しかし今、自然への感謝が祈りの源泉であることに再び気づき始めた」と話している。