パスとはシュートをするのに有利な味方にボールをつなげること

 W杯のスペイン優勝はパスの考え方を改めて知らしめた。それを具現化したところが凄いところである。

 シャビ、イニエスタを中心とした中盤のパスワークは細かいところで小さい意外性をふんだんに含んでいる。敵と敵との間を通し前の味方へと繋げる。そこでペナルティエリアの中で決定機を生むパスが出される。パスケットボールの攻め方に似てくる。

“パスとはシュートをするのに有利な味方にボールをつなげること”

 これはバルセロナFCが完成させた方法、育成年代から一貫させている。これがどのように発展していくのか?興味深い。