「カナロコ」と「Tokyo Web」の比較〜相模原市予算案

全文を比べると、「Tokyo Web」にメリハリがあって読みやすい。

それが表れているのは「見出し」である。
相模原市政令市移行することは関心をもつ人の頭に入っている。「過去最大」になるのも当然と思うだろう。従って、「カナロコ」の見出しは当たり前のことを当たり前のように言っただけだ。
一方、「厳しい船出」はその内容の最大の情報を示している。従って、、「Tokyo Web」は締まりのある記事としてまとめられている。


相模原市が10年度予算案発表、政令市移行で過去最大に
カナロコ 2010年2月18日
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1002180054/
 相模原市の加山俊夫市長は18日、2010年度当初予算案を発表した。4月の政令指定都市移行にかかわる移譲事務経費や子ども手当の創設などに伴い、一般会計は7年連続プラス編成で、過去最大規模となる前年度当初比12・8%増の2340億円。景気低迷の影響により、市税収入は率・金額とも過去最大の落ち込みとなったが、市民サービスの向上を図るため、財政調整基金の取り崩しや市債の発行をいずれも過去最大級行った。…


政令市元年 厳しい船出 相模原市当初予算案
Tokyo Web 2010年2月19日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20100219/CK2010021902000082.html
 四月から政令指定都市に昇格する相模原市は十八日、二〇一〇年度の当初予算案を発表した。一般会計は政令市移行関連経費百六十三億円を盛り込んだ過去最大の二千三百四十億円(前年度比12・8%増)。一方で景気悪化が重なり市税は過去最大の落ち幅5・0%減で、“移行元年”は厳しい船出となった。…