川崎市議会、委員会の役割

通常、議案は市長が提案する。それを審議するのは委員会である。


さて、議案の代表選手は予算案と条例案である。条例案は圧倒的に改定が多い、そうすると議論は具体的な条例改定の内容を中心とするため、必ずしも市政の論点とミートするとは限らない。また、個々の議員がもつ問題意識が直接的に議論されるわけでもない。


ところで、予算原案は特別委員会で質疑がされるがその形式は本会議の一般質問と同じである。補正予算案は常任委員会審議であるが、当然その内容は限られている。


以上の意味で議員が議会の中で自らの問題意識を議論にまで高める機会が必ずしも十分ではない。


そうなると、委員会での調査が必要となる。


川崎議会基本条例では、「委員会の活動」として以下を規定している。
第10条
2 委員会は、市政の課題に適切かつ迅速に対応するため、調査を行うとともに、政策立案及び政策提言を行うものとする。


これを使いこなすことができるのか?