決定版、川崎市長選挙立候補者の政策比較

 10月25日投開票の川崎市長選挙で、東京新聞がタイミング良く15-17日に内容も簡潔で判り易い「6項目の政策比較アンケート」を掲載した。拍手!!!!!
『 かわさき市長選2009 決戦の秋 候補者アンケート』
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091015/CK2009101502000081.html
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091016/CK2009101602000110.html
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091017/CK2009101702000071.html
 これをそれぞれ『川崎市長選挙立候補者の政策比較』としてまとめた。
 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20091015
 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20091016
 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20091017
 更に、このまとめを以下のように編集してみると、候補者の考え方の違いが良く判る。
これを『決定版、川崎市長選挙立候補者の政策比較』として紹介する。
(必要…〇、必要ない…×、どちらともいえない…△)
 
 1)地下鉄を建設する 岡本△ 福田× 原△阿部○
 2)民主党を危惧する 岡本△ 福田× 原○阿部○


 3)神奈川口構想推進 岡本× 福田○ 原○阿部○
 4)市職員を削減する 岡本× 福田○ 原○阿部○


 5)子育て支援をする 岡本○ 福田○ 原○阿部○
 6)市のイメージ良い 岡本△ 福田△ 原○阿部△


1.大きくは、岡本氏、福田氏、原・阿部両氏の三グループに分かれる。


2.福田氏と原・阿部両氏とは『1)地下鉄建設、2)民主党を危惧』で違いが際立つ。
 民主党政権は「コンクリートから人へ」のチェンジを図っている。一方、建設事業の推進を図る原・阿部両氏が危惧を表明している。
 これが『地下鉄建設』問題で端的に表われる。福田氏だけが反対の立場を明確にし、住民投票での決着を主張する。
 原氏は正面から否定せず、停止で検討(岡本氏も同じ)、また、阿部氏は電池電車を持ち出している。共に、結果として現状での推進可否の論点をボヤかしている。巨額投資に対する姿勢として優柔不断は免れない。


3.岡本氏は『3)神奈川口構想推進』『市職員削減』で他の三氏と全く異なる対応である。
 「大企業排除」「職員権益維持」をベースにするのが岡本氏の考え方である。他の三氏は基本的に「産業政策」「行財政改革」を更に推進する立場である。


4.『5)子育て支援、6)イメージアップ』については全員その必要性を認めている。

 最終的に『2)民主党を危惧する 岡本△ 福田× 原○阿部○』で比較できる。


選挙に対する各市民の最終的態度は
   “将来へ向けてリスクを共有”する
      候補者を選択するということに尽きる。


 「民主党的なるもの」のチェンジに賭けるのか?否か?