「公開討論会」 川崎市長選 宙に浮く地下鉄、議会で徹底討論を

川崎市長選「公開討論会」を昨晩エポックなかはらで聴いた。主催した川崎青年会議所に敬意を表したい。
先ず、討論会というよりは順番の発表会。率直に言えば、退屈であった。議論をしていないからである。
最初に地下鉄問題を出したのは違いはこれだけといった感じがあることによるのだろう。だからと言って争点かといえば違う。推進派の阿部氏にしても計画が無いに等しいからである。4,400億円の巨額な計画が宙に浮いたように漂っているのは奇妙である。議会で徹底的に審議していないことの後遺症がこの結末である。
ライフサイクル施策については同じようなことを主張している。違いは何だかわからないというのが正直なところである。
聴衆も200名以下で広い会場が寂しく感じられた。市民の意識はこんな感じなのだろう。
運営上少し気になったのはプログラムに討論テーマが書かれていなかったことである。
各候補者のマニフェストは置いてあったが、討論の項目は当日にでも配布すべきであろう。
その意味では何となくあっさりしていた。どこまで盛り上げるのか候補者の力量が試される。


エポックなかはらで公開討論会 “地下鉄”“福祉” 主張ぶつける
2009年10月10日 Tokyo Web
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20091010/CK2009101002000063.html
十一日告示の川崎市長選で、立候補予定者の公開討論会が九日、エポックなかはらで開かれ、出馬表明している四人が主張をぶつけ合った。

 川崎青年会議所が主催し、市民約百八十人が集まった。現職阿部孝夫氏(66)=連合推薦、前県議福田紀彦氏(37)=民主推薦、自民が支持する前市議原修一氏(60)、政治団体役員岡本一氏(64)=共産推薦=が出席。