川崎市長選「市長退職金」は議会で質問されたことがあるのか?

「市長退職金」が任期ごとに出され、それが3千6百万円とは?絶句する以外にない!
4年間で、である。今批判の対象となっている国家公務員のワタリと一緒である。
川崎市長選に立候補している原修一氏のマニフェストに書いている。

そんなことを許さないためには「議会が監視」しなければならない。
では市議会で課題として追及した議員がいるだろうか。

議会議事録を検索すると(平成7年まで入っている)、
「市長退職金」 ヒットがない!
「市長の退職金」一つヒットがあった。たったこれだけ?

原氏は長期間、自民党の市議会議員であった。
原氏も自民党も他の議員も含め、川崎市議会はこのことを長年ずっ〜と全然問題にしていなかったことは明らかである。神奈川ネットを除いては!
それが市長選になったとたんにゼロにする??10年前から何故言わなかったのか?まか不思議な現象である。

別の視点で見れば、「市長退職金」の有無が政策か?ということである。必要ないのであれば、市長になってから処理すれば済む話でもある。3千6百万円はベラボウであるが、市長選の話題になるような話ではないと言っても良い。

「市長の退職金」に関するたった一つの質問
平成18年 第2回定例会 06月15日 代表質問

前田絹子(神奈川ネット)
 議案第86号、川崎市特別職員給与条例等の一部を改正する条例の制定について伺います。功労報償的な性格が強い市長の退職金について伺います。現在、市長には退職金が1期ごとに支払われていますが、期ごとに支払うのではなく、退職時に支払うことが望ましいと考えます。行財政改革が進む中、今回改定案が示されましたが、まだ検討課題があると考えますが、市長の見解を伺います。

市長(阿部孝夫)
 次に、退職手当についてのお尋ねでございますが、特別職の退職手当につきましては、任期を通算して支給する方法と、任期ごとに支給する方法がございますが、多くの政令市と同様に本市におきましても、平成2年10月に任期を通算して支給する方法から任期ごとに支給する方法に、その支給方法を改めた経緯がございます。なお、退職手当の算定に当たりましては、その基礎額となっております給料月額につきましては、今年度開催を予定しております特別職報酬等審議会におきまして、民間事業所の状況や他の政令市における特別職の状況などを勘案しながら審議をしていただきたいと考えております。いずれにいたしましても、特別職の退職手当につきましては、市民の皆様の理解と納得の得られるものであることが重要であると考えておりますので、特別職報酬等審議会におきましては、退職手当を含め特別職の給与のあり方につきましても、幅広く議論をしていただきたいと存じます。以上でございます。