川崎市長選 「改革の影」と連合神奈川の責任

連合神奈川は5/29に阿部市長に出馬要請をした。
その時点でわざわざ出馬要請をするのは市政の継続を強く認知したことと同じである。では、行政改革のもたらす問題をしっかりと精査したのだろうか。

連合神奈川の推薦を受け、阿部市長を支援する意向を示したのは潮田議員である。

2009-09-16 川崎市長選 「連合、市職労」は阿部支持を見直す必要がある
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090916
2009-09-17 川崎市長選 連合神奈川は阿部氏に出馬要請、なぜ急いだ?
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090917
民主党市議が現職市長を支援、分裂選挙か/川崎 カナロコ 2009/09/13
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivsep0909335/

潮田氏は下記のような“未組織労働者”問題に無関心のようにみえる。熱心なのは野球のことと等々力グラウンドの改修である。
連合神奈川は経済危機に発する現在の雇用問題の被害者ではない。この問題を乗り越えていくべき社会的責任を負う巨大な組織であることを自覚して行動すべきである。そうであるならば、阿部氏に出馬要請をしたことと「改革の影」の関連に対して説明責任を負っている。

二つの議会質問から(2)〜改革の影〜
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080505

昨日に続いて、川崎市議会平成19年12月定例会一般質問からである。「高齢者福祉施設職員の給与」の質問は公明党・本間悦雄議員によるものである。この高齢者福祉施設とは特別養護老人ホームである。

 先ず、財団法人介護労働安定センターの実態調査を挙げ、介護労働者の税込み平均月収として、
 ホームヘルパーは平均14万5千円、ほとんどが10万円未満
 施設職員は平均16万8千円、半数以上は10万円台
 人材使い捨てのような現場であるとの声が介護福祉士等から上がっていると前置きして、……