川崎市長選 福田氏「準区議会」は筆者らの提案と発想を共有

昨日の新聞から福田氏のマニフェスト骨子案を紹介した。
先ず気になったのが「準区議会」構想、筆者らの議会改革と同じであるから。
そこで福田氏のホームページで確認した。
http://www.fukuda-norihiko.com/
まさに発想と言葉を共有している。

『3.区政独立
地域のことは地域で決める 市役所中心から「区政分権」へ

区役所独自予算を段階的に増額し、市民参加のもとで、区独自の政策や予算などを区内選出の市議会議員と区長などが議論する「準区議会」を新設し、市民と市政の距離を縮めます。各区の自立を図り、個性あるまちづくりをすすめ、暮らしやすさを実感するまちに。また、生活圏に基づいた隣接自治体の広域連携を進めます。』

我々は「準区議会」を川崎市の議会基本条例に盛り込むように4月の「シンポジウム」で提案。政令指定市特有の大きな課題としてトップに掲げたもの。

市議会の中に準区議会を創設〜川崎市議会改革チャレンジ案(1)〜
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090507
市民による“議会改革チャレンジ案”(P6) 09/5/4
http://www.k4.dion.ne.jp/~kmk-head/images/sympo-090419-an.pdf
チャレンジ案の内容
(議会の構成)
1.準区議会を市議会に創設
(住民主権)
2.情報の開示から循環へ
3.バリアフリーの住民参加
(議会の機能)
4.討論から意思決定まで
5.反問権?討論権!!

また、議会基本条例のパブコメにも書いて提出した。
(仮称)川崎市議会基本条例(素案)に対する意見募集の実施結果
内容
各区に特別委員会を設置すること。
これまでの常任委員会に加え、各区に特別委員会を設置する。
また、軌道に乗った段階で常任委員会にする
議会回答
プロジェクトでも協議された内容ですが、各区に特別委員会や常任委員会を設置するに当たっては、現在の常任委員会との役割分担や運営方法等、今後十分に議論しなければならない課題等があることから現状では設置することは困難と考えます。なお、御指摘の内容については、今後の議会運営のあり方を協議する際の参考とさせていただきます。

将来的には基礎自治体として区を独立させ、区長と区議会を設置する。
これは市議会への要求であったが、意外なところから同じ発想が飛び出してきた。
今後、議会と行政を股に掛けて議論を大きくしていきたいものである。