川崎市長選 9/21現在の立候補者と各政党の態度
3日間連続で「川崎市長選」について経緯も含めて現状をまとめた。
川崎市長選 これまでの経緯・衆院選挙前
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090919
川崎市長選 これまでの経緯・衆院選挙後
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090920
川崎市長選 9/21現在の立候補者と各政党の態度
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20090921
1)阿部市長 (政党推薦なし)三選へ
・もともと「三選まで」を公言、順当の出馬
2)岡本一氏 (共産党推薦) 前回立候補
・2月に立候補表明、共産党推薦として一般的には想定内
3)福田前県議 (民主党) 新人
・衆院選挙終了後の民主党公募に応募、9/13選出
*自民党;候補者検討中
*公明党;態度未定
*連合神奈川;阿部市長(に出馬要請、を推薦、と政策協定締結)
衆院選挙が終るまで候補者はふたりであった。問題は現職対共産党推薦では始めから実質的に勝負あったと思われていたことである。前回選挙と同じ顔ぶれ、これをまた繰り返すのか?との批判である。
これでは実質的な選択がなされない!この危機感が民主党の福田前県議擁立の底流にあった。ようやく、前回の投票率36%が象徴するような環境が打破され、一気に乱立ムードにまで広がったのである。
衆院選挙前、自民党は阿部市長推薦の動きを示した。しかし、衆院選挙直後までの阿部市長発言は、「各政党と一線画し、等距離を保つ」。
ところが衆院選挙後、民主党が独自候補をアナウンスすると態度を豹変、
「民主党の単独推薦を希望」、民主党に袖にされるや、
「単独で市民党で出馬」と開き直り、最近は
「自民党、公明党に謝りたい」と言い出す始末。
この変節により阿部市長への信頼感が大きく揺らいでいる。これは市議会のすべての会派に渡ってであり、特に推薦へ向かって準備を始めていた自民党において著しい。市民にとっては、なにをか況や!である。
その自民党は独自の候補者を選定中である。しかし、自民党から離党してでも出馬するとしていた杉山県議が急遽取消、具体的な候補者は依然、いないと報道されておる。また、公明党の態度は未定としか伝わっていない。
この間、連合神奈川系民主党議員である潮田氏が阿部市長を応援すると報じられ、民主党と連合との分裂選挙と評されている。ここで、連合神奈川が5月に阿部市長へ初めて“出馬要請”をしたことが改めて疑問視される。
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