川崎市長選 民主党に残る守旧派の労組依存体質が顕わに!

先の衆院選挙においても民主党のアキレス腱は労組であり、その要求に逆らうことはできないのではないかと疑いの眼で視られていた。いや、いまでも国民は監視の眼を保っていると言ってよいであろう。

それが図らずも「労組都市」の川崎市で表われたとしても不思議ではない。民主党・潮田議員である。民主党が決定した川崎市長選候補者の福田県議会議員を拒否し、連合の支援を受けて当選しているから連合神奈川推薦の阿部市長を支援するとしたのである。

民主党市議が現職市長を支援、分裂選挙か/川崎 カナロコ 2009/09/13
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivsep0909335/

まさに旧い労組依存体質を地でいっており、労組べったりの守旧派が本性を顕わしたと言わざるを得ない。一般市民の民主党支持者の多くが一番警戒しているところである。
この問題が重要なのは、政権をとった新民主党とし克服しなければならない欠点が露呈したからである。国も地方も問わずにである。川崎市としては改革派を中心に、福田氏を含めた若手による活性化で対応しなければならないであろう。

単に潮田氏個人の問題というだけではない。

しかし、本人の問題でもあることは当然である。
労組推薦の候補者に対して投票した一般市民は、労組に対して投票したわけではないことは自明である。民主党を名乗る候補者であるから、労組を意識しなくても民主党は当然意識して投票している。連合神奈川の推薦などは全く知らない人も多いはずである。潮田氏は三菱自動車労組の出身であるから民主党ではなく、さしずめ三菱労組党?あるいは連合神奈川党?を名乗れば良いかもしれない。

潮田氏はこの6月、議長に就任された。年功序列である。
当選後の2年間で定例議会が8回開かれたのであるが、本会議での質問は4回だけで、残り半分の4回は行なっていない。川崎市議会の議員諸氏はこの点凄く真面目(ほんの一部を除き)であり、大体の方が毎回質問する。その点、潮田氏に通信簿を付ければ5割といえども「不可」になる心配がある。野球の打率ではないのだから…
その少ない質問のなかで、印象に残る質問は「等々力球場」に関するもので、異様に張り切っているとの雰囲気であった。そういえば企業の野球選手だったとのこと、これだけは執着があるのだろう。

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