異例!川崎市議会、阿部市長が民主・雨笠議員の質問に答えられず…翌日再質問に!

地下鉄建設問題に対して、清水議員と同じ6月29日に民主党・雨笠議員が「民意のとらえ方」として独自のアンケートをもとに質問した。これは以下の3月予算特別委員会での質問の続きである。

2月2日に民主党が実施した地下鉄建設の市民アンケート(1期工事約4,300億円を前提)の結果を報告しつつ、議論している。
アンケート結果 「賛成」14.5%、「反対」26.6%、「着工延期」44.8%
但し、「着工延期」には両方の意見が含まれている
1)一たん中止をして、改めて判断
2)状況がよくなり次第、建設する
従って、建設推進の根拠にはならない。

このアンケート結果を素直に読めば、巨額で、かつ、赤字も懸念され、子どもたちにツケを残す地下鉄建設は、「賛成」14.5%で市民の合意を取れたとはとても言えないと解釈するのが妥当と考える。

さて、この続きである6月29日の議会。

追加アンケートを実施して資料も市長に提出したと雨笠議員が述べているが、我々市民にとって資料を見ることができず、内容がよくわからない。

それもさることながら、この質問でも全くの驚きであるが、阿部市長が質問に答えられず、更に雨笠議員が提出した資料を市長は「今日の議会開会前にチョットみただけ」であると答弁している!
これは質問者に対して極めて不誠実な答え方である。当然、雨笠議員は残り8分の持ち時間を留保して、翌日の最後に再質問することにした。

まったく異例のことである。

予想できるように、その翌日の再質問でも阿部市長は噛み合った答弁はせず、官僚が作った書類の棒読みであった。