議会基本条例素案の「改訂案」〜川崎市議会改革チャレンジ案(4)〜

メルマガ旬刊6/3号発刊!以下は要約。

 川崎市議会「議会のあり方検討プロジェクト」が4/21『川崎市議会基本条例素案』を発表した。中間報告から約2ヶ月、相変わらずの“非公開審議”であった。4/23-5/22までがパブリックコメントの期間であり、筆者も提出した。
これまで「議会改革チャレンジ案」として説明してきた内容である。
 第87号 09/5/03 市議会の中に準区議会を創設
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/images/mail_magazine/87.html
 第88号 09/5/13 「情報の編集」と「住民との対話」
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/images/mail_magazine/88.html
 第89号 09/5/23 議事機関の“姿”を求めて
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/images/mail_magazine/89.html
 本号はパブコメの最後に添付した「素案」に対する「改訂案」である。

 「素案」の基本的発想は「議会が首長に対する権限を強化することを主眼」としており、本来は議会改革が目指すべき、「住民と議会との関係強化を主眼」とする内容に始めから書き直さなければならない。
 しかし、非公開の中で出来上がった「素案」を今、見せつけられてはいかんともしがたく、ここは基本的な骨組みを変えず、文言の変更だけにせざるを得ない。これまでのパブコメで住民の意見が採り上げられたのは、市側に追従するものを除いて皆無に近いと思われるからである。
 キーワードである「自由かっ達な討論」「論点、争点の明確化」「合意形成」「住民自治」「説明責任」「意見聴取」「住民参加」をできるだけ取り入れ、不要、冗長な表現は削除を提案している。
http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/ine_mm.html