「笑っちゃうくらいあきれる」、川崎市議会の議会基本条例中間発表

 何ともタイミングの良い小泉発言であり、何とも間の悪い「川崎市議会」の議会基本条例制定に向けた中間報告発表である。

議会基本条例制定に向けた中間報告発表/川崎市議会
2009/02/12 カナロコ

 『政令市初の議会基本条例制定に向けプロジェクトチームを発足させ検討してきた川崎市議会は12日、鏑木茂哉議長と玉井信重副議長が条例に盛り込む項目やこれまでの議論をまとめた中間報告を発表した。当初予定していた三月議会提出を見送り、六月議会の上程になる見通し。』

 以上の状況はだいたい想定できたので、特に驚かない。

 しかし、
 『従来の執行機関の「監視中心型」から「政策提言型」への変革を目指している。』というわりには『「議会の役割の明確化」「議会と議員の位置づけの明確化」「必要な環境・体制の整備」が検討の大項目』とはお粗末ではないか。
 「政策提言型」になるためには、これまでよりも市民への情報開示、市民の住民参加が必要となるはずである。

ここが「笑っちゃうくらいあきれる」ところである。
『鏑木議長と玉井副議長は「自由闊達に話し合うために非公開にしている。』
『市民との意見交換は四月上旬から一カ月程度のパブリックコメント方式の意見聴取にとどまる見通し。』