メルマガ第78号 川崎市議会改革、何を、どのように進めるか

探検!地方自治体へ〜川崎市政を中心に〜   第78号 09/2/3

川崎市議会改革、何を、どのように進めるか(2)★
〜改革の内容〜

1.問題の所在
2.内部改革 議事機関の復興
3.住民への説明責任と市民の参加

1.問題の所在

 前号に引き続き、『川崎市議会改革、何を、どう進めるか』について考えている。
今回は「改革の内容」について論じてみたい。

 改革の枠組「長、議会、住民の三つの力の緊張関係で自治体を運営する*」
   *福嶋浩彦・元我孫子市長の論考「市民の自治体をつくる」
   http://www.tkfd.or.jp/research/news.php?id=374

 1)内部改革「議事機関のあるべき姿へ」
    現状:三無状態 提案、討論、説明無し

 2)権限拡大「議会を市長と対等の立場へ」
    現状:圧力団体 行政への要望中心

 3)住民参加「多様な双方向システムへ」
    現状:一方通行 公式ルートは請願・陳情

 4)地域自治「区議会を指向した運営形態」
    現状:主体不在 地域課題が埋もれる

 具体的な改革の内容として首長との権限について住民は議会を応援する立場に立つ
であろう。現状が著しく首長優位に立っているからである。

 一方、内部改革は議会の自らの意思が最重要である。なかでも討論する議会として
提案」「討論」が、開かれた議会として「情報開示」「住民参加」がキーワードである。

 また、内部改革としての「提案」「討論」導入のアプローチとしては、

 議事録等に関する“例外事象の研究”である。

 何故なら、自らの活動の中に潜む実践を手本にすることが非常に分り易いからである。…

http://archive.mag2.com/0000219072/index.html