議会改革の進め方〜オバマ大統領の就任演説に学ぶ〜

 今日の話は昨日の続き…、オバマ氏の演説を引用する。

 改革は少数者の問題提起から始まり、提起するものがリーダーとなる。

 議会改革では、開かれた議会を目指すことによって住民との双方向のコミュニケーションをとることが大切である。具体的な改革を先ず始め、改革を習慣とする政治文化を育成し、最後に議会基本条例に結びつけることが一つのモデルである。

 「議会基本条例」を2006年5月に全国に先駆けて制定した北海道栗山町は、実施した改革を継続することが動機であったため、単なる「理念条例」ではなく、実際に使える「現実の条例」になった。更にその後も改革を進め、条例の一部改定を行い、改定条例を2008年4月から施行している。
(参考文献:『栗山町発・議会基本条例』橋場利勝、榊原勝著、公人社(2006))

 しかし、『議会基本条例』が全国に展開される中で、その基底にある思想が忘れられがちになる。これは“真正の思想”が被る運命のように思われる。

 だがここではオバマ大統領のひそみに倣って
“At a moment when the outcome of our revolution was most in doubt, the father of our nation ordered these words be read to the people:…” と考えよう。

 我々の場合、“these words”である 栗山町の思想に戻り、流れに漂っているのではなく、改革の意思を表明することから始めるのである。


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