メルマガ発行「異議あり!「ガバナンス」8月号 安藤裕氏」


メルマガ「探検!地方自治体へ〜川崎市政を中心に〜第64号 08/09/13」を発行した。
  http://blog.mag2.com/m/log/0000219072/
「本メルマガのまとめ」
  http://www.h7.dion.ne.jp/~as-uw/melmaga_01.html

お題は
   ★異議あり!「ガバナンス」8月号 安藤裕氏★
 〜『全国初の選挙同日実施型の「住民投票条例」制定』〜
 
   1.問題の所在
   2.「作成・川崎市自治政策部」?
   3.事実と価値 〜不都合な真実を隠す〜
   4.ガバナンス編集部へ反論掲載を申入れ断られる

1.問題の所在

 地方自治を学ぶため、本、雑誌もできるだけ読むようにしている。今年1月から月刊『ガバナンス』を毎号購読。
 
 8月号『全国初の選挙同日型の「住民投票条例」を制定』
(以下、『報告・住民投票条例制定』)とあるので、ハッとしてみるとやはり“川崎市”のことであった。

 報告はジャーナリストの安藤裕氏。なかを読んで驚いた!本条例成立の過程には全く触れられず、すべては市長側の情報だけで構成された一方的内容になっている。

 “不都合な真実”は巧みに排除されている。コメントは全て川崎市役所自治政策部と市長によるものである。すべて「作成・川崎市役所自治政策部」ではないか!こんな感想しか浮んでこない。

 本稿では『報告・住民投票条例制定』がジャーナリストとしての主体性を欠いた内容であることを追及し、また、ジャーナリストとしてのあり方を問う。

 また、次号において『月刊ガバナンス8月号』に掲載された川崎市役所自治政策部と市長の発言内容に改めて反論する。
 金井利之教授の『月刊ガバナンス6月号』、
 「地方自治のミ・ラ・イ 第3回、「歪み」を排した住民投票制度は可能か」
 を参照して一部論じるつもりであったが、これは次回に回す。

 なお、川崎市住民投票条例の内容とその成立過程に対する筆者の見解は、以下を参
照して頂きたい。

本メルマガの論考、「議会、市長、住民」シリーズ。
「1.1元代表制」における川崎市議会の抵抗と挫折
http://archive.mag2.com/0000219072/20080623060000000.html
川崎市長の心理と論理〜川崎市住民投票条例案変更過程の背景〜
http://archive.mag2.com/0000219072/20080703070000000.html
「意思決定への住民参加」へ向けて〜住民側からのアプローチ〜
http://archive.mag2.com/0000219072/20080713060000000.html