相模原市の苦渋


 政令市に移行するのも苦しいものである。おそらく、権限を委譲する県の守旧派役人の抵抗にあっているに違いない。

 国ー自治体の関係が県ー市の関係に写し取られている。一皮むけばこんなものなのであろうか。地方分権もおぼつかない。

 以下は東京新聞である。


相模原市が基本合意 政令市移行連絡会議 県の意向、大幅に反映
2008年9月11日 Tokyo Web

 相模原市政令指定都市移行に向けた県と市の連絡会議が十日、県庁で開かれ、11月に締結予定の基本協定の内容について両者が基本合意した。
 市は既に合意した県債償還金250億円の負担に加え、求めていた財政支援も却下されるなど、県側の意向を大幅に反映した内容となった。
 合意によると、移行により県から市に移譲されるのは、国・県道の整備や児童相談所の設置など1,084事務。市側は道路整備に充てられる法人県民税・事業税の超過課税の一部について、財源移譲を要望していたが、認められなかった。
 また政令市に配分される宝くじ販売収益金の配分額は、県側の主張通り、販売実績に応じて年間約11億円となった。
 県相模原児童相談所の土地と建物についても、市側の求める無償譲渡は却下され、約5億円での有償譲渡となる見通し。
 合意後、県の担当者は「両者が損も得もしない内容」としたが、市の担当者は「市側の要望が認められた部分はほとんどない」と苦渋の表情を浮かべた。

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