選挙同日実施型の「住民投票条例」は目新しいものではない


月刊「ガバナンス」8月号に『全国初の選挙同日実施型の「住民投票条例」を制定──川崎市』という報告が掲載されている。この内容の殆どは市長側だけで構成された一方的内容、報告はジャーナリストの安藤裕氏であることは報告済みである。

川崎市住民投票条例に対する雑誌の一方的な取扱 
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080821
川崎市住民投票条例報告に対する当方申入れを「月刊ガバナンス」拒否
 http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080824

ところで、この「全国初」にどんな意味があるのだろうか。結論的には何もないのである。

 既に高浜市は全国初の「常設型」住民投票条例を制定した。2000年である。ここには期間は限定されるが、「選挙同日においても実施できる」ことになっている。いや、なっていたのである。即ち2年後に改正され、そこでは「同日選挙は削除」されている。
 
 従って、国内においては特に新しいアイディアでも何でもない。高浜市では結局、問題があるために削除された規定なのである。


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