川崎市のコミュニティーバス


川崎市宮前区野川南台団地において」

団地の足『みらい』出発 市内初のコミュニティーバス
2008年7月22日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20080722/CK2008072202000108.html

 川崎市宮前区の県営野川南台団地自治会が、市内初となるコミュニティー交通の運行をスタートさせた。野川南台地区は丘陵部にあり、高齢化が進む団地にとって悲願だった。住民が思いを込めて名付けたコミュニティーバス「みらい」(定員9人)は18日午前9時前、住民の拍手の中、第1便が出発した。

 団地は738世帯1,500人が暮らしている。自治会は2006年度に一カ月の運行実験、07年度に半年の試行運行を経て本格運行にこぎ着けた。「みらい」は市の補助で購入。自治会が運行経費や運行を担い、自治会員が無料で利用できる。川崎フロンターレや農協、スーパーなどが協賛企業として支援している。

コメント
 地域の人たちの相当な苦労が込められている。川崎市議会でも良く質問が出る処である。3月定例会予算委員会において、例えば共産党・石川議員は「そもそも論」から迫って、上記のことにも触れている。

『宮前区の野川南台地域へは車両購入費約260万円が区の予算として提案をされていますが、運行経費は自治会の負担そのままです。何度も議会で訴えてきたように、この負担をすべきか、住民にとっては苦渋の選択なんです。
 …コミュニティ交通の運行を住民のいわばボランティアで支える例が、川崎のような都市部にほかにあるでしょうか。…』