都市と農山村との共存感覚を育成するモデル


『地域施策の原点は他地域との「共生」』において、以下のことを論じた。
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080620

 川崎市のような都市では他地域社会との「共生」が「我が地域」生存の原点であり、それを常に確認することが「地域社会」の存在証明となる。
 そこで他地域との共生関係の絆を強化する施策を、例えば環境事業として推進することを提案する。『水源地近傍の「市町村」との定期的交流事業』等。


 同じようなことがすでに試みられ、更に発展している。記事では温暖化対策としているが、その本質は大田昌博道志村長、横内正明山梨県知事が述べているように、「水」を通しての新しい「都市と農山村との共存感覚を育成するモデル」である。

2008/07/18 カナロコ
山梨県道志村横浜市の3首長が懇談/温暖化対策で合同研究会設立
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryxiiijul0807530/

 水を通じてつながりのある横浜市山梨県道志村、同県は18日、地球温暖化対策に向けた合同研究会を発足させた。CO2削減に向けた取り組みを共同で進めるだけではなく、間伐材や剪定(せんてい)枝によるバイオ燃料の製造プラント整備など新規事業の開発に着手。森林保全や雇用創出、温暖化対策を併せた「三位一体」の施策を進めていく。

 大田昌博道志村長、横内正明山梨県知事が「日本一の水源林づくりを進め、新しい都市と農山村のモデルにしたい」などとあいさつ。横浜市の水道は1897年から道志川で取水。横浜市民が「道志水源林ボランティア」として間伐作業などを行っているほか、2004年には横浜市道志村で「友好・交流に関する協定」を結んでいる。