川崎市住民投票条例案について議会へ陳情を提出


 川崎市民フォーラムの会が主催した討論会へ参加したメンバーによって有志がそれぞれ陳情を出そうということになり、筆者も昨日、以下の主旨で陳情を市議会へ郵送した。


市長より議案74号として提案された川崎市住民投票条例案について陳情する。

陳情の趣旨

1)問題点を徹底して洗い出す議論を行い、議案に対して拙速な結論は避ける。
2)議会として「『住民投票条例』検討プロジェクト」を発足させ、問題点を集中的に討議
3)討議内容公開、市民の意見を聞き、合意形成に務める
4)得られた『プロジェクト案』を、早ければ次回、遅くても次々回の定例会に上程する。
5)最終的に市長案も含めて議会で審議をおこない、意思決定に導く。

陳情の理由
1)議会の最優先の役割は、市政における基本的なルールを制定すること
2)市政の運営に関する基本的な条例は、議会が中心になって立案するのが本来の姿
3)『川崎市住民投票条例』は議会改革へ向けての『議会基本条例』の制定と深く関係
4)議会改革は住民自治の推進と裏腹の関係
*住民自治の根幹である『川崎市住民投票条例』は、『議会基本条例』における住民自治及び住民参加との関係も含め、議会で議論を尽くす必要がある。


 筆者のポイントは理由の1)、2)に尽きる。議会がその本来の姿を取り戻す
 “最後のチャンス”かもしれない。