川崎市政(地方自治体)は「二元遠慮構造」


 地方自治は首長と議会の「二元対立構造」と言われるが、実態はどうも「二元遠慮構造」のように感じる。「対立」とは年がら年中ぶつかりあっているのではなく、対立から討論によって止揚されるところに特徴があるはずだ。


 「対立」せずに互いに領域を犯さず、批判もできるだけせず、殻に閉じ籠もって線引きの内側にいる。これが「二元遠慮構造」である。