「坊ちゃん」の心理と「議員」の論理

 昨日報告した川崎市議会での「請願の委員会審議」において自民党民主党公明党は「提出者からの事前補足説明等は受け付けており、意見を聞く機会はある」という理由で「請願及び陳情の審議の中で、提出者に発言機会を与えること」の採択に反対した。
  http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20080314


 しかし、「提出者からの事前補足説明」であるが、これは制度でも何でもない。提出者が自らの時間を削って非公式におこなっている、それも会派回りで同じことを何回もやらされている!提出者のサービスであって、提出者からすれば、坊ちゃんの心理である。(『向は一度で済む、こっちは同じ所作を十五繰り返している。少しはひとの了見も察してみるがいい。』(「坊ちゃん」二 夏目漱石)。議員はその上に安住しているに過ぎないし、それを当然のこととしている処に問題がある。