マニフェストは不動の目標か

選挙において政策マニフェストを掲げて選挙民に訴えることは非常に大切なことである。しかし、任期期間は例えば4年である。この4年の中で世界は変わる、日本も変わる。そうすれば、政策も変わるのは当然である。


不易流行ではないが、変わる可能性のある部分、変えずに引っ張る部分、それらを構造化して提示することが必要になる。ところが、多くのマニフェストは政策を羅列的に並べているに過ぎない。


変わらぬビジョン、変わらぬ方向性、これは軸として必要である。イギリスでは、教育だけを強調したブレア労働党が政権を維持していた。それはビジョンに基づいた一つの決断である。この決断は日本にない!


ビジョンとそれに基づく強調点が見えれば政策は構造化されてくる。これが一つのアプローチである。強調点がぼやけていると、政策の羅列に終わる。従って、神奈川県ように、圧倒的にマニフェストの数値目標を達成していても、それで?という印象を拭えない。


川崎市では民主党が議会会派としてマニフェストを掲げてるが、議会における質問の方法、追求のやり方が変わったか、と言えば何も変化がないように見える。そうすると任期までの結果は今でも推測できる。政策として行政側の結果に沿ってだいたいの目標は不動のままクリアし、少し未達の部分も残る、という松沢知事への評価と変わらない結果である。


こういうことを繰り返していると、有権者は飽きてくる。何が変わったのかと!


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