民主政治の本質 〜マックス・ウェーバー/永井陽之助〜

民主政治の本質 〜マックス・ウェーバー永井陽之助


1918年、第一次世昇大戦がドイツの敗北に終わり、マックス・ウェーバーは平和会議後、ヴェルサイユからの帰途、ルーデンドルフ将軍に面会し、両者の間に火のような論戦が展開される。そのとき、ウェーバーは言う。


「民主主義において人民は自分の信頼する指導者を選ぶ。それから選ばれた者は言う。『さあ、今度はしゃべるのをやめて服従せよ、人民も政党ももはや自分に干渉することは許さぬ』と。その後で人民は審判することができる―もし指導者が過ちをおかしたならばー彼と共に絞首刑台に上ることもあるのです!…」
(マリアンネ・ウェーバー著、『マックス・ウェーバー』下巻)。


この話を引用して政治学者・永井陽之助氏は、『将軍との激しい応酬のなかに、はからずも噴出したウェーバーの〈民主主義〉の規定ほど、比類ない簡潔さで民主政治の本質が要約されている言葉を知らない。』と言っている。
永井陽之助『解説 政治的人間』「政治的人間 現代人の思想16」(平凡社)P35 1968年)


少しスケールが小さくなって恐縮であるが、大阪市議会選挙で、大阪市民は“意思を示し、選択した”。絞首刑台も覚悟してのことであろう。


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