川崎市の「行財政改革」を視る眼７〜基本政策の整理〜
2007/11/04 川崎市新総合計画08−10年度素案２ 構成的視座構造への変換 において、
http://d.hatena.ne.jp/goalhunter/20071023
川崎市の新総合計画の転換を図った。即ち、情報を整理した。
そこで筆者が考える基本政策の分け方を、ビジョンを“営存都市”として導き出した（営存…北川敏男氏の造語）。
以下である。
川崎市政策体系の内容
★「政策全体の土台となる」★
１）基本計画…構想・財政／行政／議会 改革・住民自治・予算
（外部環境…国家政策・法律／規制）
★「政策の中核となる」★
２）ライフサイクル…幼児／保育・児童／教育・仕事／失業・
女性・中高年・老年／介護・障害／福祉
★「直接、日常的生活に係わる」★
３）生活環境…安心／安全・保険／医療・消防／救急・
コミュニティ交通・市民サービス
★「生活環境を取り巻く基盤として」★
４）地域デザイン… 都市計画・住街環境／駅周辺・自然／景観
５）インフラ…防災・動力／廃棄物・道路／交通
６）産業…事業支援・誘致／環境整備・中小企業・商業・農業
７）文化…施設運営／提供・支援／振興・参加／交流
一方、「元気都市」かわさきのキャッチフレーズで「まちづくり」シリーズが川崎市の政策である。どちらが判りやすいであろうか。
川崎市政策体系 〜まちづくり〜
基本政策? 安全で快適に暮らす
基本政策II 幸せな暮らしを共に支える
基本政策III 人を育て心を育む
基本政策IV 環境を守り自然と調和
基本政策V 活力にあふれ躍動する
基本政策VI 個性と魅力が輝く
基本政策VII 参加と協働による市民自治
川崎市の政策タイトルに付いているような気をそそる表現は内容を理解させるものになっているであろうか。私見によれば、このような飾り立てた言葉で政策内容に接近することはできないはずである。
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